金融機関の違いについて

■金融機関の特性を知れば交渉もスムーズになります。


ある関与先様から「銀行から個人資産や家族構成など根掘り
葉掘り聞かれた。気持ち悪いが大丈夫か?」というご質問を
頂きました。


主に決算書だけで融資判断を行う金融機関もあれば、個人や
家族の状況も含めて融資判断を行う金融機関もあります。

それぞれの金融機関の特性を知れば、余計なストレスを感じる
ことなく対処できます。


金融機関の種類を大きく分けると、メガバンク、地方銀行、
信金信組、政府系となります。いずれの金融機関も商品は
お金ですが、各金融機関の価格(金利)と審査方法は違います。


総じて価格(金利)が安いのはメガバンクと政府系金融機関です。
同じ商品であれば、当然価格が安いところにお客様は集まるので、
メガバンクは多くの見込み客の中から融資先を選定することが可能です。
よってメガバンクは、数多くの見込み客の中から無理をせず、信用力の
高い企業とだけお付き合いをしようとします。


一方、お金の仕入れコストが高い信金信組は、価格(金利)で
メガバンクに勝てません。メガバンクから0.7%の金利で融資を
受けられる優良企業が、わざわざ2.5%の金利で融資を受ける
理由はありませんので、信金信組はメガバンクが融資をしない企業の
中から融資先を探すことになります。


信用力が高い企業を相手にしているメガバンクの審査はシンプルです。
決算書を見て、業績や財務内容が良ければ融資を行い、業績や財務内容が
悪ければお断りします。
一般論ですが、業績や財務内容に問題のある中小企業に対して、審査に
手間暇をかけてまで何とか融資をしようという動機はメガバンクには
ありません。

一方、価格競争力で劣る信金信組には、信用力が高い企業は集まり
にくいため、決算書だけで審査をしていては、融資をする先が限られて
しまいます。よって、社長個人、配偶者や子息の資産状況等も調べ、
融資が出来る材料を何とか見つけだそうとします。


冒頭の関与先様のように、個人的な情報を詳細に聞かれるのは気持ち
悪いと感じる方も少なくないでしょう。中には、金融機関に情報を
与えすぎるのは良くないと考え、個人資産等をあえて少なく申告する方も
おられます。
決算書だけで勝負できる、もしくはそこまでして借りる必要がないので
あれば問題はありませんが、借りる必要があるならば逆効果です。


メガバンクと信金信組の大まかな違いをご説明しましたが、メガバンク
同士や信金信組同士でも違いがあります。
各金融機関の特性を理解することで、金融機関とスムーズに話を進められる
ようになります。
金融機関対応で疑問を感じていることがあれば、是非弊所にご相談ください。

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