気を付けたい社長のご法度12カ条

■ 心は敢えて、楽観と悲観を往来させましょう。


その1 社長は、悲観的になりすぎてはいけません。

悲観的になりすぎると心が折れます。逆に、楽観的すぎると心が緩みます。
心は、敢えて楽観と悲観を行き来させることがコツです。
悲壮感あふれる気の毒な社長に時々出会いますが、これは損です。
改めましょう。


その2 社長は、体を酷使しすぎてはいけません。

疲れすぎると思考が鈍ります。疲れすぎると気力が落ちます。
これでは経営はできません。常に最高の体調を維持することが必要です。
よく眠ってください。頑張りすぎて疲れ切った社長に時々出会いますが、
これは良くないですね。改めましょう。


その3 社長は、楽観的に行動してはいけません。

最悪を想定して行動してください。
備えて、備えて、備え尽くすことが重要です。
悲観的に考える割に、行動は楽観的な社長がいます。これは真逆です。


その4 社長は、結論を先送りしてはいけません。

決めること、社長の最も重要な仕事です。
二晩寝て決まらないことは、いくら考えても決まりません。
考え続けて決めない社長、これは良くないですね。改めましょう。


その5 社長は、決め込んではいけません。

確信をもって行動してください。
ただし、いつでも方向転換する心構えを持ってください。
確信と柔軟性、この両立が必要です。
何があっても方向転換しない、これは良くないですね。改めましょう。


その6 社長は、部下の話をミスリードしてはいけません。

状況把握は丁寧に根気よく行ってください。
部下の話を途中で遮らず、正確に聴くことが必要です。
他人が説明している途中で自分の意見を挟み、結論を決めつける、
これは良くないですね。 改めましょう。


その7 社長は、合議制の経営を目指してはいけません。

経営判断は自分一人で行うものです。合議制などありません。
中小企業はトップの独断が重要です。自分が決めて、自分で責任を取る、
これが中小企業の健全な姿です。周りに頼り過ぎてはいけません。
※判断材料としての話は良く聴いてください。


その8 社長は、ファジーな指示を出してはいけません。

曖昧な指示は、組織を惑わします。
指示は白か黒、左か右、YESかNOです。気を付けてください。
どちらとも解釈できるような曖昧な指示を出してはいけません。


その9 社長は、責任転嫁してはいけません。

隕石が降ってきて自分に当たっても自己責任です。
すべての事象を自己の責任として受け止め対応を考える。
または、そうならないように備える、これが経営です。
責任転嫁からは何も生まれません。


その10 社長は、切れて(感情で怒って)はいけません。

すぐ切れて損ばかり繰り返す社長は少なくありません。
二晩寝ても治まらない怒りは真の怒りです。
真の怒りに対してのみ怒りをぶつけてください。


その11 社長は、構想・アイデアを出し過ぎてはいけません。

現場の理解力、執行力に合わせてアイデアを順次出してください。
現場にアイデアを出し過ぎると消化不良を起こします。
現場へのアイデア出しは、適時・適量を心がけてください。


その12 社長は、部下と仲良しになり過ぎてはいけません。

いつも部下とつるむ社長がいます。経営者の孤独感を解消しようと、
部下との距離を詰め過ぎることはお勧めできません。
社長と社員には一定の距離感が必要です。


色々な考え方があります。また、程度加減の問題もありますが、
一つの指針として心に留めてください。

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