【要チェック】借入返済が厳しくなった際の注意点⑴

このような相談がありました。

"資金繰りが厳しくなってきたので、銀行の担当者にリスケジュールを

依頼したが「せめて半分は返済し続けて欲しい」と言われている。

半分も返済する余裕はないが、受け付けてもらえない。

どのように対応すればよいか? "

詳しく現状を確認すると、試算表は提出しているものの、経営改善計画書は

作っていませんでした。

■リスケジュールを依頼する場合は、経営改善計画書が必要。

銀行にリスケジュールを依頼する時は、 経営改善計画書が必要です。

銀行は、この経営改善計画書を基準にリスケジュールの受け入れの可否や

返済額の妥当性を判断します。

一定期間返済猶予を受けることで、その会社・個人事業者の経営が健全化すること

がリスケジュールの条件になります。

返済猶予を行っても経営が改善する見込みがない場合は、

金融機関は返済猶予を受け付けません。

返済額を極小(0円)に圧縮することで、一定期間経過後に健全化する

経営改善計画書を作成することが必須でした。

金融機関が「せめて半分は返済し続けて欲しい。」と言うのは、

返済額0円にすることで、一定期間経過後に、経営改善が出来るとする

経営改善計画書を提出していないからです。

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