キャッシュフロー、お金の流れに注目しましょう。
ビジネスのみならず、一般生活でもお金の流れを把握することはとても大切です。
お金の流れのことを、キャッシュ・フローということが多いですが、
ここではお金の流れに注目したキャッシュ・フロー経営の思考の基本を身につけましょう。
経営はお金がすべて
会社(ビジネス)はお金が尽きたときが死ぬときです。
お金の流れは本当に注意しなければなりません。
まずはじめに覚えておいて頂きたいのは、
キャッシュ・フローのよいビジネスと悪いビジネスがあるということです。
これからビジネスをはじめるのであれば、
キャッシュ・フローのよいビジネスをはじめる必要がありますし、
キャッシュ・フローの悪いビジネスをはじめるのであれば、
少しでもキャッシュ・フローをよくするためにどうすればよいのか、を
考える必要があるわけです。
「勘定合って銭足らず」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
「勘定合って銭足らず」とは、
「利益が上がっているのにお金がない状態」を指し、最悪の場合、
黒字倒産(利益は出ているのにお金がないために倒産してしまうこと)に行きつきます。
黒字倒産に行きついてしまう原因は、キャッシュ・フローの構造と
利益計算構造と理解していないことが挙げられます。
ここにいうキャッシュ・フローのよいビジネスとは、
利益も上がり現金も増える状態を指し、
逆にキャッシュ・フローの悪いビジネスとは、
利益は上がるけれども現金は増えないビジネスを指しています。
![](http://zeirisi.tokyo.jp/wp-content/uploads/2019/07/悩む外国人.jpg)
黒字倒産の例
例えば、ラーメン屋で想定してみてください。
毎日ラーメンが1000杯売れたとしても、
誰もお金を払ってくれなかったら潰れてしまいますよね。
代金は回収できていなくても
ラーメン自体は売れていますから売上は生じています。
1000杯売れていれば黒字でしょうね。
でも代金は回収できていませんから、給料も払うことができず
借金の返済をすることもできず、潰れてしまいます。
かなり極端な例ですが、これが黒字倒産の原理です。
黒字だけど、お金がないから倒産するわけです。
赤字でも倒産しない例
逆に、大赤字でも倒産しない会社もあります。
単純にお金をたくさん持っているからです。
「この蕎麦屋はよく潰れないな」と感じるお店、見たことないでしょうか。
蕎麦屋の売上は悪くとも、その蕎麦屋が入っているビルのオーナーが
実はその蕎麦屋をやっていて、ビルの家賃収入でお金をたくさん持っていれば
蕎麦屋が赤字でも潰れはしないですよね。
これが、蕎麦屋自体は赤字でも潰れない理由です。
これもまた極端な例ですが、要するにお金が尽きなければ会社は潰れないのです。
大切なのは資金繰りとキャッシュ・フローです。
ご質問等があればお気軽にご連絡ください。