まずは借入の心構えについて考えてみましょう。
初めてビジネスをやる方は、ビジネス用でお金を借りることも初めてでしょう。
よくある借入時の失敗について説明します。
いくら借りられるかではなく、いくらなら返せるか
どんな資料にも書いてあることです。
しかしながら借入れをする際は、たくさん借りることが目的となってしまい、
1円でも多く借りようと考えてしまう方がとても多いです。
当たり前ですが、借りたお金は返さなくてはなりません。
事業計画をしっかりと立てて、いくら返せるのかを考えましょう。
金利は0.1%でも低く
そして意外とないのが、金利の感覚です。
借入れをする際は『いかに多く借りられるか』が目的となってしまう場合が多いので、
金利は見ない人さえいます。
例えば、 借入期間5年、元金均等返済の場合、金利が1%異なると
5年間の支払利息合計は元本に対し約2.5%増加します。
つまり1000万円借りた場合、25万円増加するわけですね。
「なんだ、25万円くらいか」と思った方は要注意です。
では、あなたの財布から25万円私にください。
財布に入っていない場合、銀行からおろしてきても結構です。
どうですか?「ふざけるな!」と思った方が多いでしょう。
私が25万円くれといったら嫌だと思うのに、
金利を1%高く払う25万円は、別にいいやと思ってしまうこの感覚、
ビジネス初心者特有の感覚です。
ベテラン経営者になればなるほど、0.1%を値切ります。
当たり前ですね。経費を削減するということは売上を伸ばすことと同義なのです。
借りた金は借りた金
こんな人がいます。
「今日おごりますから、飲みに行きませんか?たまにはぱーっといきましょう!」
「それは嬉しいですけど、どうしたんですか?何かお祝い事でも?」
「何言ってるんですか、このあいだ銀行に、借入の申込をしたじゃないですか。
その借入が今日実行されて、通帳に500万円入ってきたんですよ!」
・・・確かに、いきなり500万円ものお金が振り込まれたら嬉しいものです。
しかし借りた金は借りた金で、返さなければいけないものです。
お金を借りたらそのお金を元手にし、1円でも増やす努力をして、
その成果から金を返すのが本道です。
飲むお金は死に銭になる場合が多いです。
金を借りたら人の財布を預かったと思って、大事に大事に使ってください。
少しでも心配なことがあればお気軽にお問い合わせください。