■ 利益を出す会社の4つの特徴
利益を出している会社には以下のような特徴があります。
1.『競合しない』ビジネスを構築できている。
2.『利益を確保できる』利益率が設定されている。
3.『安売りをしない』との決意が固い。
4.『売上至上主義』ではない。
また、これらの基本ルールを死守するための勉強に熱心に取り組んでいます。
1つずつ解説していきます。
【1.競合しない】
競合をできるだけ回避する、ビジネスを設計する時に最初に考慮すべき事柄です。
同じような商品・サービスを同じように売 っていても、上手く行かないのは当然です。
違う商品・サービスを、違う売り方で、店舗ビジネスでは違う場所で売る、この原理
原則をしっかり確認しましょう。
競合の真ん中で戦う、どんなに頑張り続けても上手く行かない(売れない)のは
このためかもしれません。
【2.利益を確保する】
利益を確保する、ビジネスを設計するにあたり極めて重要な視点です。
同じ投資をして、同じ経費で、同じ売上を上げても、その粗利益率が30%か
40%か50%か、この違いは利益に格段の差をもたらします。
その後の経営が大きく変わります。
儲からない利益率を設定したがために、どんなに頑張り続けても上手く行かない
(利益が出ない)のはこのためかもしれません。
【3.安売りをしない】
安売りをしない、販売戦略から安売りの発想を捨ててください。
売上をいくら伸ばしても、その価格を割り引いてしまっては何の意味もあり
ません。10%の値引きは、最初から利益を10%放棄することと同義です。
忙しいのに儲からない状況「繁盛貧乏」に陥るのは、安売りをするから、または、
そもそも値決めが安すぎる(※当初から安売り状態)からかもしれません。
【4.売上至上主義に陥らない】
売上ではなく、利益を優先して求めて(管理して)ください。
「いくら売れそうか?」「いくら売れた?」ではなく、「いくら利益が出そう
か?」「いくら利益が出た?」で管理してください。
社長は「売上」ではなく「利益」を求めてください。
赤字に陥るのは、そもそも「利益」を最初から求めて(管理して)いないからかも
しれません。
上手く行かない経営を行っている会社は、案外単純です。
上記の様な基本を外しているからです。軌道を修正してください。
そもそも上記の基本を外したプランで創業を企てる創業者の方も少なく
ありません。見直してください。
『経営の方針』その要諦は『繁盛貧乏に陥らない』ことです。
◎力相応オンリーワンを目指す。
→どこにでもあるネタをビジネスにしない。一工夫、二工夫…
◎低粗利益率のビジネスは行わない。
→粗利益率30%未満はおすすめしない。小資本企業には難解です。
◎価格を売るための道具に使わない。
→安売りはしない。
◎売上至上主義に陥らない。
→売上よりも利益を優先する。