■適時適切なファイナンスを行いましょう。
ある社長との会話です。
起業3年目で従業員は7名いるが、社会保険に加入できていない。
加入したいと思うが、遡って社会保険料を支払うとなると100万円を
超えてしまう。資金繰りが厳しく税金も遅れながら払っているので、加入
はとても無理だ、とおっしゃいます。
目先のお金がないので社会保険に入れない、目先の税金が払えないので
利益がだせない等は悪循環の始まりです。
時が過ぎれば過ぎるほど深みにはまっていきます。早期の解決が必要です。
社長は、社会保険料を払えるようもう少し頑張って売上を増やさないと
いけないとおっしゃいますが、よく聞けば利益は出ているようです。
さらにお聞きすると、売上の入金が翌々月で人件費の支払いが先行している
にも関わらず、借入をしていないことが分かりました。
借入をしない理由をお聞きすると、借入はしたいと思うが、忙しく借り方も
分からないのでずるずると今に至っているとの回答です。
借入さえすれば簡単に解決できる問題を先送りして、日々資金繰りに苦労し、
リスクを抱えている現状は本当に危険です。
現在の取引条件であれば、問題の解決方は売上の増加ではなく借入です。
社長は、売上が伸びているので今月さらに1名を増員するとおっしゃって
いましたが、売上増に対応するために人件費を増やせば資金繰りが余計に
厳しくなってしまいます。
借入をすれば資金繰りは楽になるかもしれないと思いながら、忙しいから、
よく分からないからと日々過ごしておられる社長は、次のようなリスクが
表面化する前に資金調達に動きましょう。
・社会保険に加入しないことで罰則を受けるリスク
・社会保険に加入しないことで従業員から訴えられるリスク
・税金を減らすために無理な利益圧縮を行い税務署に指摘されるリスク
・帳簿上の業績が悪いために借入ができないリスク
・社会保険料の不払いにより法人税が増加するリスク
弊所では資金調達のご支援を行っています。
是非ご相談ください。