『ファイナンスは重要な経営技術のひとつです。』


■攻めのファイナンスで資本効率を高めましょう。


経営者によって経営スタンスはそれぞれです。

『家族を養える範囲で』『従業員を養える範囲で』

『100年続く企業を目指して』『上場企業を目指して』

『日本を代表するグローバルな企業を目指して』・・・

どのスタンスで経営するかは自由であり、全てが正解です。

ただ、規模の拡大を追求するのであれば、ファイナンス(資金調達)を

上手に活用しなければなりません。


単純な話ですが、仮に自己資金を300万円持っていた場合、

商品を300万円分仕入れて売るよりも、さらに300万円を借りてきて、

600万円分の商品を仕入れて売った方が、より大きな売上を創出することができます。

社長が600万円分の商品を販売する営業力を有しているのであれば、

迷わずファイナンスを活用すべきです。


売上だけではありません。

専門的には財務レバレッジと呼びますが、自己資本だけで経営するよりも

他人資本を取り入れた方が、自己資本の効率が高まるという事実があります。

利益がマイナスに振れた時には、逆に資本効率が大きく低下する、という

デメリットもありますが、社長が利益を出せる経営力を有しているならば、

迷わずファイナンスを活用すべきです。


一般的に、一代で大きな企業をつくった経営者は、ファイナンスを巧みに活用して

積極的な拡大戦略をとっています。

決して大企業だけの話ではなく、数億円規模の中小企業においても、

資本主義社会においては資金力が大きい方が有利です。

ファイナンスが重要な経営技術のひとつとされる理由はそこにあります。


また、成長志向の経営者だけでなく、景気が大きく振れた時なども、

ファイナンスを上手に活用しなければなりません。

好景気の際にチャンスを逃したり、不景気の際に資金ショートを起こしたりします。

ただ、ファイナンスは経営技術であると述べたとおり、

誰にでも簡単に扱えるものではありません。

思ったように調達出来ないこともあるでしょうし、場合によっては大きな負担にもなります。

中小企業経営には、ファイナンスについて相談できるパートナーが役に立つはずです。

是非、当事務所にご相談ください。

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