■【要チェック】借入返済が厳しくなった際の注意点⑵

こんな質問がありました。

リスケジュールの交渉中だが、直近に借入れた銀行分だけは

返済額も少ないので返済を続けようと考えていた。

しかし他の金融機関が強硬に反対してきた。なぜ?

数カ月前に融資を受けたばかりの金融機関に

リスケジュールの相談をしたら、厳しい口調で批難されたそうです。

であれば、その金融機関に対しては返済を続けて 他の金融機関には

リスケジュールをお願いしようと他の金融機関に相談したら、

他の金融機関に断られた、とのことです。

なぜすんなり受け入れられない?

融資の借入れを行ってすぐに返済猶予を求めることは、

そもそも返済できないことがわかっていたのに

借入れを行ったのではないか?という疑念を生みます。

返済できないことがわかっていて借入れを起こす行為は、信義に反します。

程度加減によっては法律に違反する犯罪行為になります。

そのため、新規借入れ直後の返済猶予は認められないケースがあります。

衡平性の原則とは?

金融機関に対して返済猶予などの金融支援を依頼する時は、

均衡でなければならないとするルール「衡平性の原則※」

(=すべての金融機関に対して衡平に金融支援を受ける)が適用されます。

ということは、ある金融機関にのみ返済を続ける、このような例外は原則成立しません。

この場合、返済猶予依頼先の金融機関の同意が得られず、

このままでは、すべての借入れに対してリスケジュールができません。

※一部例外があります。

◎なぜ借入金の返済が難しくなったか、状況の確認を行うと、

直近借入後の予見不可能な緊急事態による、急激な業績の悪化が原因であり、

借入れ時においては予見が難しかった旨を、金融機関に丁寧に説明しました。

今回は、 一部担保(実質価値は小さい)を追加で提供して 了解を得ました。

(これも厳密に言うと「衡平性の原則」 から外れますが)

借入先の全金融機関からリスケジュールの承諾を得ることができました。

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